定年を迎えたご夫婦から、最近こんなご相談をよくいただきます。
「夫がずっと家にいて、息が詰まるようになった」
「子どもも独立して、これからどう過ごせばいいかわからない」
「昔の不満が今になって噴き出してきた」
長年、仕事や子育てを通して「外の世界」に向いていた意識が、定年を機に一気に「家庭」に戻る—それは、夫婦関係の再構築期でもあります。このタイミングでこそ必要なのが、熟年の再スタート宣言=第二の誓約書です。
誓約書というと、「不倫の再発防止」や「トラブル対応」というイメージを持たれる方も多いでしょう。しかし、第二の誓約書はその逆。これは、“今後どう生きていくかを、お互いに確認し合う前向きな約束”を形にする文書です。
法律的に強制するための書面ではなく、心の再調整を目的とした夫婦の未来設計書といえます。
近年、熟年離婚が増加しています。内閣府の統計によると、離婚件数のうち約3割が20年以上の婚姻期間を経た夫婦です。理由はさまざまですが、多くに共通するのは「生活リズム」と「価値観」のズレ。
・家事・お金・介護への考え方の違い
・会話が減り、気持ちがすれ違う
・夫婦で過ごす時間が増えたのに、心は遠くなった
こうしたすれ違いを防ぐには、お互いのこれからの希望やルールを明文化することが大切です。それが第二の誓約書の役割なのです。
行政書士としておすすめする項目をいくつかご紹介します。
| ① 生活リズム・役割分担 |
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| ・家事は曜日で分担する ・一人の時間をお互いに尊重する 些細なようでいて、最も摩擦が起きやすい部分です。明文化することで「言った・言わない」を防げます。 |
| ② お金の管理・支出ルール |
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| ・年金や貯金の使い方について、月に一度話し合う ・贈与・相続に関する方針を共有する 金銭面の不透明さは、熟年期に特にストレスになります。数字で明確にしておくと、信頼が生まれます。 |
| ③ 健康・介護・終活について |
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| ・もし病気になったらどうするか ・介護方針やお墓・遺言書についての話し合い 避けがちなテーマですが、早めに共有することで安心感が得られます。 |
| ④ 夫婦の楽しみ・目標 |
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| ・毎月一度は一緒に外出する ・趣味の時間を大切にする 誓約書は堅苦しいものではありません。これからの二人の楽しみを入れると、前向きな印象になります。 |
| 感情的な衝突を防ぐ「クッション効果」 |
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| 書面にしておくことで、言葉よりも冷静に意思を伝えられます。 |
| 「相手の立場」を理解しやすくなる |
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| お互いの希望を紙に書くことで、「そう思っていたんだ」と再発見が生まれます。 |
| 夫婦の“再出発”を明確にできる |
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| 定年後という人生の節目に、“もう一度約束を交わす”ことが、絆の再確認につながります。 |
定年は終わりではなく、新しい夫婦の形を考える始まりです。「第二の誓約書」は、これまでの感謝を言葉にし、これからを約束するための書面。夫婦として、そして一人の人生のパートナーとして、再び歩みをそろえるきっかけにしてみませんか。
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