浮気示談書・誓約書を公正証書にする3つの大きなメリット

2025年07月07日 07:56

こんにちは、伊原行政書士事務所の伊原です。

浮気示談書・誓約書は公正証書化で安心!そのメリットと「特に」公正証書化すべき示談書とは不貞行為に関する示談書や誓約書は、当事者間の合意を形にする大切な書類です。しかし、ただ作成するだけでなく、公正証書として残すことで、その効力と安全性が格段に高まることをご存知でしょうか?

今回は、浮気示談書・誓約書を公正証書にするメリットと、特に公正証書化を強くおすすめするケースについて解説します。

示談書・誓約書を公正証書にする3つの大きなメリット

浮気示談書や誓約書を公証役場で公正証書にすることには、主に以下の3つの大きなメリットがあります。

1.強力な法的証拠力
公正証書は、公証人が法律に基づいて作成する公文書であり、極めて高い証拠力を持っています。万が一、将来的にトラブルが発生し、裁判になった場合でも、公正証書であるというだけで、その内容が強力な証拠として認められます。
2.強制執行力の付与
これが公正証書にする最大のメリットと言えるでしょう。慰謝料などの金銭の支払いを内容とする場合、公正証書に「強制執行認諾約款」を付すことで、万が一相手が支払いを怠った際に、訴訟を起こすことなく強制執行(相手の財産を差し押さえるなどして、強制的に債権を回収する手続き)を行うことが可能になります。裁判の手間と時間を大幅に省き、迅速な債権回収に繋がるため、慰謝料の未払いを防ぐための非常に有効な手段となります。
3.専門家による内容の確認
公正証書を作成する際には、公証人が法律の専門家として、示談書・誓約書の内容が法的に適切であるか、誤解を招く表現がないかなどを確認してくれます。これにより、当事者同士で作成した私文書では見落としがちな不備や、将来的に問題となり得る曖昧な表現を防ぎ、より完成度の高い、安全な文書を作成することができます。

弊事務所に作成をご依頼ただいた示談書・誓約書なら公証役場での手続きもスムーズに進み、公証人によるチェックと行政書士の専門知識という二重の安心を得て、より完成度の高い示談書・誓約書を手にすることができます。

こんな示談書・誓約書は特に公正証書化を強く推奨します

どの示談書・誓約書も公正証書にすると良いと言えますが、特に以下のようなケースでは、公正証書化を強くおすすめします。

・高額な慰謝料が定められているケース

慰謝料の金額が高額であるほど、相手が支払いを渋ったり、途中で支払いが滞ったりするリスクも高まります。公正証書にしておくことで、万が一の未払い時に迅速に強制執行に移ることができ、確実に慰謝料を回収するための強力な後ろ盾となります。

・慰謝料の支払いが分割払いのケース

一括払いではなく、数か月にわたる分割払いを設定している場合、途中で相手からの支払いが途絶える可能性は少なくありません。強制執行認諾約款付きの公正証書であれば、支払いが滞った時点で、残りの慰謝料についても強制執行の手続きに進むことができるため、分割払いのリスクを大幅に軽減できます。

・示談後に接触禁止や第三者への口外禁止などの特約があるケース

金銭的な取り決めだけでなく、示談後に相手方との接触禁止、不貞行為に関する情報の第三者への口外禁止など、将来にわたる行動制限やプライバシー保護に関する条項が含まれる場合も、公正証書にしておくことでその法的拘束力が強化されます。これらの約束が破られた場合に、契約違反として損害賠償を請求する際の証拠としても非常に有効です。

・相手方に経済的な不安がある、または信用できない要素があるケース

相手の経済状況が不安定であったり、過去の言動から約束を破る可能性が考えられる場合は、単なる私文書では将来的なリスクが大きくなります。公正証書にすることで、心理的なプレッシャーをかける効果も期待でき、より確実に約束を履行させるための手段となります。

浮気示談書や誓約書は、単なる紙切れではありません。特に、公正証書として作成することで、将来的なトラブルのリスクを大幅に減らし、あなたの大切な権利を守る強力な盾となります。

弊事務所では、お客様のご状況に応じた最適な示談書・誓約書の作成はもちろん、公正証書化へのサポートも誠心誠意行っております。 ご自身の状況で公正証書にすべきか迷われている方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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